【エアコン分解クリーニングの作業事例】 2021年夏:北名古屋市にて。日立しろくまくんエアコンの例。

今回は、愛知県の北名古屋市で日立製品のお掃除機能付きエアコンの分解洗浄をしてきた時の様子です。

日立エアコンというより、しろくまくんと言うブランド名の方が定着してるかもしれませんね。

このエアコンです。日立モデルの中で中位クラスモデルです。最上位モデルは、吹き出し口の羽が6枚羽になっています。(写真では2枚羽)

日立お掃除機能付きエアコンの分解

では、分解開始です。

これがこのエアコンの内部です。外観はデザイン重視でスッキリしていましたが、内部はまさにロボットといった印象ですね。

右側に電気部品、中央にセンサー類、黒い格子はフィルター自動掃除ユニット、その奥のアルミ部分は熱交換器、下部の黒い影になっている部分が風の吹き出し口です。

分解中は写真を撮って記録しておきます。戻す時に戻しやすいようにですね。特に配線がどの部分を通っているかを記録しておきます。

お掃除機能付きエアコンは内部が非常に複雑です。ですが、2013年くらいまでの日立エアコンは比較的楽に分解できました。

しかし、2014年以降、内部の設計がかわり、とても分解しにくくなってしまいました。

これは、我々エアコンメンテナンス従事者にとっては非常にストレスです。

特に、日立の場合はドレンパンという部品を外すのに苦労します。

分解した各部品の様子

これが取り外した部品の一部です。何が何だかさっぱりだと思いますが。

これはエアコンのファンです。回転して風をおこします。

日立エアコンの上位モデルのファンは灰色をしています。(下位モデル、他メーカーは黒色)

灰色をしているので、汚れの状態がよくわかります。

このよごれは、ホコリとカビです。

ファンは回転して風を発生させているので、ファンが回転している間はこのカビは微量ですが吹き出し口から降ってきているようです。

エアコンクリーニング検討されている方の多くは、吹き出し口からのぞくファンがカビているのに驚いて業者さんを探します。

これは壁に残ったエアコン本体です。右下から写真を撮っています。手前が熱交換器、その奥に横長のファンが取りついていました。ファンを取り外すと、億も汚れていることがわかりますね。

分解後のエアコン洗浄の様子

エアコンを分解した後は、洗っていきます。

これは本体にカバーをかけたところです。

本体は主に熱交換器をあらいます。下の写真では、洗浄剤を高圧で噴霧している様子です。下に落ちている洗浄剤はバケツにあつまる仕組みになっています。

これは分解した部品を洗うエリアです。今回は戸建てでしたので外で洗いました。ヘッドが青い容器はカビ落とし洗剤がはいっています。

戸建ての場合は外洗い、ベランダあらいですが、集合住宅の場合は浴室を使用させていただく事が多いです。

ベランダに水道がある場合はベランダで洗うこともあります。

これがドレンパンという部品です。横長の白いのは断熱効果用の発泡剤、間にある黒いのフェルト材です。

ドレンパンについては以下のページで詳しく書いています。

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エアコン洗浄後の組み付け

洗い終わったとは組み付けていきます。いろいろ写真を撮り忘れましたがm(__)m、ファンもキレイになりました。

これが洗浄前の状態でしたから。

エアコンをキレイにするポイント

今回の日立エアコンでは大量のネジ類を外します。分解を進めるとこうなります。

エアコンをキレイにするポイントは、強力な洗剤うんぬんよりも、どれだけ分解できるか、です。

高圧洗浄だけでは水圧が当たらない部分たくさんあり、そういった部分はキレイになりませんから。

極端に言うと、分解さえできれば、洗剤なしで水圧だけでもそこそこキレイにできます。

ちなみに予算があれば、一番オススメなのは、エアコン自体を壁から取り外すクリーニングです。(うちではやっていません。)

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