今日は大好きな三菱電機霧ヶ峰エアコンの分解クリーニングの様子です。
このタイプです。
ちょっと2008年製で少し古めです。
製造年から10年以上経っているエアコンをお断りする理由
当店を含め、多くの業者さんが製造年から10年以上たっているエアコンはお受けできない旨をホームページに掲載しています。
この理由ですが、
通常、万が一クリーニング後に不具合が起こった場合、まずは一度お伺いし、原因を調べます。
その場で対応できない場合はメーカー出張修理手続きとなり、修理屋さんに治してもらいます。
メーカーはエアコンについては10年間は部品を保持する義務があるようです。これは修理のための部品ですね。
ただ、10年以上たつと、エアコンメーカーは徐々に部品を廃棄します。
なので、修理依頼をしても部品がない場合は「すみませんが、修理対応できません」と言われる場合があります。
そうなると、我々クリーニング業者としてはお客様に対して「買い替え」の補償がベターです。
ただ、高額になりますしそこまでの対応はできません。
ですので、10年以上たったエアコンはお受けしていないのです。
クリーニング後に壊れてもOKならお受けします
という事は、万が一クリーニング後に不具合が起こってもかまわない、そうなったら買い替えます、という事に同意していただける場合はクリーニングします。
中にはクリーニングするか、買い替えるか、迷っている、という方もいます。
そのような方のためにお受けすることはあります。
エアコン分解クリーニング開始
では、分解していきます。
メインカバーをはずすと内部はこんな感じ。まさにロボットエアコンといった感じですね。今では慣れましたが、この仕事を始めた当初はなんじゃこりゃ、という印象でした。
これは分解した部品です。メインカバー、ファン、ドレンパンなどです。写真には写っていませんが、電気部品も亜はずします。
エアコン分解クリーニングにかかる時間
エアコン分解クリーニングはメイン目的である洗浄自体よりも、それを行う準備に時間がかかります。
道具の搬入搬出、周辺の養生、エアコンの分解、組み付けです。
一番時間がかかるのがはやりエアコンの分解組み付けです。
お掃除機能付きエアコンなど複雑なエアコンほど分解組み付けの時間がかかります。
私が過去に行ったエアコンの中で一番時間がかかったのが、富士通エアコンの両サイドにファンが付いているタイプ。5時間ほどかかってしまいました。
こちらのページ下部にその様子を載せています。
今回の三菱電機エアコンは2時間半ほどでした。
三菱電機は他メーカーに比べると断トツでメンテナンスを考えた設計になっています。
なので、分解、組み付けが楽なエアコンといえます。
高圧洗浄開始
分解したら、周囲に洗浄剤が飛び散らないようにして高圧洗浄していきます。
今回は戸建てのおうちでしたので、外した部品は外洗いしました。マンションなど集合住宅の場合は浴室を使用させていただきます。
外洗いで雨天気の場合は…正直、困ります。
どこか畳2畳分ほど屋根があるスペースがあるといいのですが。
洗い終わったら組み付けて進展をして終了です。
フィルターの汚れについて
今回のエアコンはリビング設置です。カビよりも油を含んだホコリ汚れがメインでした。
フィルターを自動で掃除してくれる機能付きですが、油を含んだフィルターは自動ではキレイになりません。
やはり自分で取り外して洗う必要があります。
フィルターが汚れると??
エアコンはフィルターを通して部屋の空気を吸って、温めたり冷やしたりして吐き出す仕組み。
フィルターが汚れいると、吸い込む空気量が少なくなるので、吐き出す空気量も少なくなってしまいます。
ということは、風量が落ちます。
そのエアコンが持っている本体の風量が出ません。
なので、フィルターは空気がしっかり通るようにキレイにしておく必要があります。
余談ですが、春日井市はとても広く、高蔵寺エリアの方は出張費を頂く場合があります。
当店のエアコン分解クリーニングの料金などは下記のメインページをご覧ください。