この記事では、お風呂の鏡のウロコ汚れを取す方法をご紹介します。
クエン酸、お酢、重曹とかでは全く落ちません。100均のダイヤモンドブロックも、鏡全体となると厳しいです。
今回は、もっと現実的なアイテムで落としていきます。
今回と同じ内容を私のYouTubeチャンネルでも投稿していますので、こちらも参考にしてください。
その前に、なぜお風呂の鏡のウロコ汚れが落ちにくいか説明します。
お風呂の鏡のウロコの正体と、汚れが落ちない原因
浴室の鏡の汚れはウロコと石鹸カスがメインです。石鹸カスはスポンジでこすっただけでも落ちるような柔らかい汚れです。
浴室鏡のウロコの正体
ウロコの正体は、水道水に含まれるミネラル分が蓄積したものです。
お風呂のシャワーやカランから出てくる水道水は純水(真水)ではなくて、少しだけいろんな不純物が含まれています。
その中のミネラル分が付着して乾燥して、を繰り返すことでウロコ状の汚れとなります。
鏡に付着したウロコはなぜ落ちにくいのか?
蛇口についたウロコ汚れは落ちるのに、なんで鏡のウロコは落ちないのかと思ったことありませんか?
お風呂の鏡はガラスです。ガラスには二酸化ケイ素という物質が入ってます。
水道水にも同じく二酸化ケイ素という物質(ミネラル)が含まれています。
同じ物質同士は仲良しでくっつきやすいのです。
鏡に汚れがのっかっている、というわけではなくて、鏡と汚れが一体化している、といえます。
ただこすっただけでは、くっつこうとする物質をはがせません。かなり強いものでこする必要があるのです。
今回のお風呂のウロコ汚れ
これが今回のお風呂のウロコ汚れです。ばっちりウロコになっています。
この鏡のウロコ汚れを見た瞬間、うわー、これ落としきれるかな?と不安になりました。
今より薄くする自信はありましたが、すごくキレイにする自身は正直なかったです。
30件お風呂掃除に伺ったとして、その中でもトップクラスの汚れです。
ウロコ汚れを落とすアイテム:クリスタルメッシュ
ウロコ汚れを落とすのには、クレンザーを使ったり、ダイヤモンドブロックを使ったりと、いろいろは方法があります。
今回は、「クリスタルメッシュ」というアイテムを使いました。
これは本来は、トイレや洗面ボールなどの陶器製を磨くときに使用する道具です。
これを使って磨きます。
クリスメッシュでの磨き開始
まずは鏡の種類によっては傷がつく可能性もあります。ですので、小範囲を軽い地下でこすって様子を見ます。
そうすると、ほぼ無傷で落とせることがわかりました。※傷については後述します。
よし!いける!とうことで、広い範囲を一気に磨いていきます。
まずは、下の3分の1を一気に磨いていきました。するっと落ちることはなくて、徐々に徐々に落ちてくれます。
これが乾かした状態です。うっすら残っていますが、これは最後に処理します。
磨く前の部分と比べるとこんな感じです。
磨くときの注意点
磨くときの注意点があります。なんでもそうですが、乾いた状態で磨くのは基本的にはNGです。余計な研磨力が強すぎて傷になりやすいです。
ですので、磨くときは、鏡の方も、クリスタルメッシュの方も濡らしながら磨きます。
これでばっちりキレイになりました。
磨き傷について
鏡のウロコ汚れを落とす時に、まったくの無傷で落とすのはほぼ不可能です。正面からは傷ついてないように見えても、照明を映り込ませたりすると、うっすら磨き傷はつきます。これは避けられません。
今回も、正面から見るとすごくきれいなのですが、すぐ上にある照明を映り込ませてると、磨き傷がついているのがわかります。
しかしこれでも、傷がついていない方です。
クレンザーでもこの暗い傷はつきます。
ダイヤモンドブロックはもっとひどい傷がつきます。
まとめ
浴室鏡のウロコ汚れは非常に落としにくいです。
一昔前は「クエン酸やお酢を湿布後にそのままラップでこする」という方法がはやりましたが、あれで落ちるのは石鹸成分で白くなった汚れであって、ウロコ汚れはまったくといっていいほど落ちません。
テレビでやはりましたが詐欺映像だと思ってみてました。
ウロコ落としは、やはり強いものでこする必要があります。
今回は、クリスタルメッシュという陶器磨き用のアイテムでこすって落としました。
ぜひ、参考にして下さい。