お客様宅にお掃除に伺うと、キッチンのステンレスシンクの蛇口の付け根のカリカリ汚れを落として欲しいという要望が多くあります。
そこで、こちらのページでは、蛇口付け根のカリカリ汚れの落し方のお話をしていきます。参考にしてください。
蛇口付け根のカリカリ汚れの正体とは?
蛇口付け根のカリカリ汚れの正体は、蛇口使用時の水道水に含まれるミネラル成分(主に、カルシウム、マグネシウム)が汚れと一緒に固まったものです。
※水道水は真水(純水)ではなくて、ミネラル成分や、微量な消毒剤などが混じっています。
水道水には、カルシウムやナトリウム、カリウム、マグネシウム、ケイ素などが含まれており、このほか浄水場で添加された「塩素」も含有しています。
ミネラルだけなら白い汚れなのですが、食品カス、ホコリ、カビなどが一緒に固まるので、薄茶色っぽくなります。
カビや食品カスなら比較的簡単に落ちるのですが、ミネラル成分は鉱物(石)とおなじ硬さなので、簡単には落ちません。
また、このミネラル成分を含んだ汚れを水垢とも言います。
ミネラル(水垢)を落とすにはリン酸系の酸性洗剤が有効
このミネラル(水垢)はアルカリ性の性質をしています。
ということで、酸性の性質をするものをぶつけてあげて溶かすのです。
実際には、酸性の洗剤が有効です。
カルシウム、マグネシウムは塩酸系の洗剤が非常に効果的なのですが、塩酸は金属を腐食させます。
ステンレスシンク、蛇口のメッキに塩酸が付着すると、変色、変質、錆の原因になるので、避けたいところです。
サンポールが代表的な塩酸なので、多くの方が使用しがちですが、多くの方が後悔しています。
こちらは私のYouTube動画です。サンポールで失敗した事例を撮ってありますので、参考にしてください。
では、ステンレスやメッキなどの金属を腐食させない酸性洗剤をご紹介します。
ステンレスやメッキなどの金属を腐食させない酸性洗剤
私が普段からよく使用しているのが、スティックスというリン酸系の酸性洗剤です。
リン酸は酸の中でも比較的マイルドな性質をしています。
リン酸は金属を腐食させにくいです。
ステンレスシンクの場合は、リン酸効果で腐食と言うか明るくなります。
メッキには、まったく変色、変質等のリスクもありません。
乾きにくいので、塗ったらほかっておくだけでいいです。サランラップやティッシュなどで湿布する必要がありません。
また、粘性もあるので、垂れにくいです。
スティックスについては下記のページで詳しく紹介しています。

シンク蛇口の付け根のカリカリ汚れをスティックスで落とす
では、実際に実際に愛知県の岩倉市の戸建てで蛇口付け根のカリカリ汚れを落とした時の様子をご紹介します。
スティックスを直接塗布していきます。※仕事の都合上、中身を別ボトルに入れ替えてあります。
スティックスを塗ると、カルシウム系の汚れがシュワシュワと発砲します。
しばらく待ったのち、歯ブラシでこすってみます。今回は、1時間ほど待ちました。
水で流して乾かした様子です。キレイになったのがハッキリわかるかと思います。
このように、蛇口付け根のカリカリ汚れを落とすには、リン酸系の酸性洗剤のスティックスがかなり効果的です。
また、別現場ですが、YouTube動画も撮っていますので、参考にしてください。
スティックスでも落ちないケースがあります。
ご紹介した方法でも、カリカリ汚れが落ちないケースがあります。それは、カリカリ汚れの成分に、マグネシウムやカルシウムではなくて、シリカ(二酸化ケイ素(SiO2))が含まれてい場合です。
水道水の中には、シリカ(二酸化ケイ素(SiO2))が含まれてい場合があり、シリカもカリカリ汚れとなりうるのですが、スティックスでは全く落ちません。
また、別の強力な酸性洗剤が必要になるのですが、危険なためご紹介できません。
また、この場合は、僕らでも洗剤が反応しなくて落としきれなく、諦めるときもあります。
石材のように肩
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