ハウスクリーニング依頼の各項目の中で、浴室清掃の次に多いのがレンジフードです。
油汚れは敬遠されるものだし、高い位置についているし、業者さんに分解してもらわないと、キレイにならないという理由が挙げられますね。
こちらのページでは、過去に私が実際におこなったお宅でのレンジフード分解クリーニング作業の様子を写真付きでご紹介します。
名古屋市でレンジフードの清掃
名古屋市のマンションで、設置年数10年ほどのタカラスタンダード製のレンジフードを分解清掃してきました。
分解し終わった写真ですが、このタイプです。
シロッコファンやファンを収めるケーシングなどの外した部品です。
我々プロの掃除業者と奥様との掃除の違いは、分解する技術があるかどうかというポイントが大きいです。
各部品が汚れていても、つけたままではキレイにしにくいですから。
これがシロッコファン。
シロッコファンのお掃除は、洗剤で油汚れを緩めておいて、その後に歯ブラシなどを使って細かく落としていきます。我々でも魔法の様にきれいにはできないのです。段階を踏んで地道にキレイにしていきます。
キレイになった部品一覧です。
写真ではわかりずらいですが、かなり汚れていまして3時間ちょっとかかりました。
※アルミ、ステンレス素材がむき出しになった部品もありますので、そういった部品は強い洗剤は注意が必要です。
タカラスタンダードメーカーでは、レンジフードの他にキッチン、浴室、洗面化粧台、トイレもあります。
キッチンの収納扉や浴室の壁などもホーローです。
慣れてくると、見るだけでホーローかどうか判断できるようになります。
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一宮市でヤマハ製のレンジフードの清掃
一宮市の戸建てで、設置年数8年ほどのヤマハのレンジフードを分解清掃してきました。
両サイドに丸いフィルターがいつているデザイン。
ヤマハのレンジフードはおうちの方では難しいタイプが多いです。キレイにするのに難儀します。
その理由が、分解が難しいこと。このタイプに慣れていない業者だと、キレイにできません。
しかも、ねじ止めではなく、カシメ(二度と離れないようにくっついてる)てある部品同士もあります。ですので、まったくキレイにできないエリアもあります。
分解して洗いたい私としては、スッキリしません…。
いろいろくっついている部品を外すとこのようになります。
清掃後の様子。写真ではわかりづらいですが、このレンジフードの塗装は、油に弱く、ムラになりやすいです。油は酸性の性質をしているので、長く放置しておくと塗装を痛めてしまいます。
これらが、分解した部品です。レンジフードフィルター、回転するシロッコファン、それらを止めているその他の部品です。
ヤマハのレンジフードは、シンプルなタイプに比べると、倍近く時間がかかります。
塗装も油に弱く、すぐに村々になってしまいますので、あまりお勧めできません。
または、こまめに油を拭き取る必要があります。
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分解おそうじが楽なレンジフードタイプについて
数々のメーカーのレンジフードクリーニングをしてきましたが、やはり清掃のポイントは分解のしやすさです。
その点では、このようなシンプルなタイプが一番ベストです。
このように分解できますから。
分解できないと、どうしてもキレイにできない部品があったりします。時間もかかります。
ベストはタカラスタンダード製のこのタイプですね。
お客様宅に伺ってこのタイプだとほっとします。(笑)
分解しやすいし、汚れ落ちもいいです。今後、リフォームなどでレンジフードを取り付ける時は、↑このタイプのタカラスタンダード製がおすすめです。
個人的にお勧めできないレンジフードメーカー
クリーニングの観点からは避けた方がいいのがトーヨーキッチン製のレンジフードです。デザインや機能重視で、一度汚れてしまったらクリーニングしにくいです。
過去に数台クリーニングした事ありますが、大変な思いをしました。それでも、キレイにできませんでした。理由は、分解メンテナンスの事を考えた設計をしていないから。
申し訳ありませんが、それ依頼うちではTOYOキッチン製レンジフードは受け付け不可としています。