こちらのページでは、私が過去に行った、富士通制のフィルター自動お掃除機能付きロボットエアコンの分解クリーニングの様子(背抜き)をご紹介します。
もし、私に依頼していただいた場合は、このように作業いたします。
ご参考にして下さい。
エアコン分解クリーニング|富士通フィルター自動お掃除機能付きタイプ
今はどこのメーカーもフィルターを自動で掃除する機能がついたエアコンを発売しています。
実は、今の流れの元となったエアコンが、富士通なのです。
2003年に、日本で初めて富士通よりフィルター自動お掃除機能付きエアコンが発売されました。
ノクリアというネーミングモデルです。
実は、現在の富士通エアコンでフィルター自動お掃除機能付きエアコンモデルは発売されていません。
最初に発売したのも富士通エアコン、最初に辞めてしまったのも富士通エアコンです。
北名古屋市で富士通ノクリアエアコンを背抜き分解洗浄した時の様子
ここからは、富士通エアコンの分解洗浄をしてきたときの様子をご紹介します。
2008年製です。表面のパネルカバーを外した写真なので、こうなっています。
センサーやドレンパン、ファン、電気部品、お掃除ユニットを外したところです。こんなに汚れていることがわかりますね。
今回は、匂いがするのでクリーニングしてほしいというご依頼。納得です。
熱交換器本体は、このように専用のカバーをかけて高圧洗浄していきます。
エアコン分解洗浄後です。いまいち、わかりにくいかもしれませんが、とてもスッキリしました。
では、外した部品はというと・・・↓こんな感じで汚れています。もともとが濃い色の部品なのであれですが、白い部品だったら汚れ具合がさらにわかりますよ!
これらは今回は、戸建てのお宅でしたので外で洗います。
すべてのパーツをあらって、乾燥中。
このあと、元に戻していきます。
文章で書くとあっさりですが、実際には3時間ほどかかっています。
その他のモデルの、富士通自動お掃除エアコンを分解洗浄した時の様子
こちらが2011年製の富士通自動お掃除エアコンです。
こちらは2008年製の富士通自動お掃除エアコン。
こちらは2012年製。
化粧カバーを外すと、それぞれ、なかはこんな感じになっています。
ほんと、ロボットみたいですよね。
こちらが、はずしたお掃除ユニット。ちょっとモーターも見えます。
こちらの下の黒い長い筒がファンです。吹き出し口から見えると思います。
こちらは、外か浴室、ベランダをお借りして洗います。
本体は、いろいろ分解してこの状態にしてから、カバーをかけて高圧洗浄していきます。
エアコンクリーニング専用のカバーで養生をした写真。
これらの、富士通エアコンお掃除機能モデル、だいたい3時間ちかくかかってしまいます。
2台いただくと、まる一日作業です。
富士通エアコンZ/Xシリーズの分解洗浄の様子
現在、このモデルは受け付けていません。2024年5月
※こちらのシリーズエアコンは非常に作業難易度が高く、特別料金¥30,000(税込み)となります。
また、左右、天井とのスペース、設置高さ、真下に脚立が置けるかどうか、とう、作業条件が良くないとお受けできません。
一度、お問い合わせください。
2015年くらいから、富士通エアコンでは、最高級モデル機種としてノクリアZ・Xシリーズが発売されました。
エアコン両サイドに通常のエアコンにはないファンがあり、そのデザインに大きな特徴があります。大々的にCMを流していたのもあり、誰もが見たことのあるエアコンだと思います。
それがこのエアコン。
①正面開閉グリル、②フィルター関係、③正面メインカバーと④両サイドの送風ファンを外したところです。電気部品がびっしり。複雑すぎです。
冷暖房機能のみのシンプルエアコンは大半が熱交換器がしめていましたが、最近のエアコンは大半が電気部品が占めている、そんな見た目です。
ちなみに、このエアコンの電源ケーブルは、写真にある基盤ではなく、写真では外してある右側の送風ファンユニットにつながっています。
このエアコン、フィルターを自動で掃除してくれる機能が付いています。それが、この写真。このユニットにも電気部品がたくさんついています。
これが両サイドについている送風サイドファンを分解した内部です。
2015年製ですので、2年ほどでこの汚れ。この部品に限らず、回転する部品に汚れが付着すると、風量が落ちます。ひどくなると、回転しているのに全く風が出ないケースもあります。
これが、エアコンの半分の大部分を占めているユニット。メインファンとドレンパンです。このエアコンもこのように分解できます。
このユニットには上下左右に風向きを調節するモーターや、メインファンを回転させるモーターがついています。それらは洗って濡らしてはいけないので、外します。
複雑なエアコンほど配線が多くなり、分解したはいいが戻せなくなるなどもリスクもあります。そうならないように、どこにどの部品が付いていたのか、どういう配線の流れだったかを写真で取りながら作業を進めていきます。
これが、外して丸ごと水洗いする部品。今回は戸建てでしたので、外のテラススペースを使わせていただきました。
これらの外した部品は高圧洗浄していきます。ひどいカビは高圧でも落ちないので、カビ取り洗剤を併用してきます。
本体はこのようになっています。このエアコンものすごく熱交換器が分厚かったです。正面から打った(高圧洗浄した)だけでは従来の家庭用エアコンポンプではパワー不足です。
本体もカバーをかけて高圧洗浄していきます。
これは外した部品の乾燥中。
両サイドの送風ファンもキレイに戻りました。この送風ファン、かなりの風量があります。
デザイン重視の、装飾部品かと思っていましたが、実際にはこの大きさから感じる以上の風量です。
このエアコン分解クリーニングは、内部までキレイにしようと思うととても難易度の高いエアコンと言えます。
表面だけ洗浄する従来のエアコンクリーニングもしかり。その状態に持っていくまでも厄介だと感じます。
やはり両サイドのファンがポイント。これを外すのが第一段階ですが、それも難易度高めです。
エアコンクリーニングの技術レベルは作業者によってずいぶん異なりますが、このエアコン、自信のない方はムリに手を出さない方がいいのではないかと思いました。
今回、まだこのエアコンの分解クリーニングに不慣れなのもあって5時間近くかかりました。ただし、慣れても、今までの富士通お掃除エアコンが3時間で終わるとしたらこのエアコンは3時間半~4時間かかると思います。(熟練作業者1名でも)