数年前から、ホームセンターの住居用洗剤コーナーで気になる洗剤が陳列されはじめました。
リンレイというメーカーが発売している「ウルトラハードクリーナー」というシリーズです。
今回は、その中でも「油落とし用洗剤」として販売されてる「ウルトラハードクリーナー油汚れ用」についてレポートをしてみます。
キッチンの頑固な汚れで困っている方には、興味を持って読んでいただけると思います。
油汚れを落とすための基本的な知識
キッチン周りで発生する油汚れは、主に酸性の汚れです。ガスコンロ周り、その壁面、レンジフード周りもそうです。
この酸性の油汚れを落としには、アルカリ性の洗剤をぶつけ、汚れを溶かしていきます。こうすると拭き取りやすくなるというわけです。
ウルトラハードクリーナー「油汚れ用」の使用方法
冒頭でもお伝えしましたが、市販の油落とし用洗剤としてはかなり強力な洗剤があります。それが、このリンレイのウルトラハードクリーナーという洗剤です。
商品としてはこの状態です。スプレイヤー付きですね。
ですが、私はこのままでは使用しません。スプレイヤーを試しましたが、狙った位置だけに噴きかけるのは難しいです。
ですので、上のスプレー部分をとってしまい、中の洗剤をタッパーに移します。
タッパーに移した後は、そこにスポンジを浸し、洗剤分を染み込ませ、気になる部分に塗布していきます。
または、↑写真のように刷毛を浸し、気になる部分に塗布していきます。
一般の奥さまが、おそうじで「刷毛」を使用するという発想はなかなか思いつかないと思いますが、プロの世界では当たり前のおそうじ道具です。無くてはならないアイテムの一つです。
ウルトラハードクリーナー「油汚れ用」は、原液を薄めてもいいです。
このウルトラハードクリーナー油落とし用強力洗剤ですが、非常に強力です。
強力な業務用洗剤に必適するパワーがあります。
ですので、ご家庭の油汚れ落とし用として使用するのなら、原液を3倍~10倍ほどに薄めて使用がいいと思います。
その時に、水で薄めるのではなくて、50℃のお湯で薄めてください。基本的な知識ですが、油落としは温度が高い方が落ちやすいです。
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試しにキッチン周りをお掃除してみました。
タッパーに移した原液に50℃のお湯を入れます。3倍希釈しました。それをガスコンロ横の壁面パネルにぬってみました。
塗る前はそれほど油汚れはきにならなかったのですが、塗ってる途中から壁面が黄色っぽくなりました。これは、油汚れが浮いて柔らくなった証拠です。こんなに油まみれだったのかとびっくり。
このあとは、柔らかい不織布で擦って、マイクロファイバークロスなどの雑巾で汚れを洗剤分を拭き取ります。
こちらはガスコンロです。壁面と同じく、塗っている最中から油が解けるのがよくわかります。
この五徳周辺ですが、硬い汚れです。コゲとなっています。このレベルになると、重曹やマジックリンではパワー不足です。
ですが、このウルトラハードクリーナーは落ちました。といっても、その後に多少強くこすりますが。
五徳本体にも、一定の効果はあります。
まとめ
私はリンレイの関係者でも何でもありませんが、このウルトラハードクリーナー洗剤はお勧めです。
市販品で強力な油落とし用洗剤を探している方は、検討してもいいと思います。
ですが、強力ゆえに、扱いには十分注して下さい。
・原液を塗って、長時間放置しない。(素材が傷みます。)
・とくに、艶のある人工大理石ワークトップは艶がなくなると思います。
・床にこぼしたりしない
・液だれしたままボトルを置かない。(容器の底の跡が付きます。)
これらのデメリットも意識しつつ、使用して下さい。