お掃除で重要なポイント!!汚れは温度が高い方が圧倒的に落ちやすい!

汚れは温度が高い方が落ちやすい

一般的なイメージで皆さんすでに知ってらっしゃると思いますが、汚れは水よりもお湯の方が良く落ちます。

これは、固形物は温度が高い方が溶けやすいためです。

サラダ油、動植物の脂肪、人の皮脂汚れ、これらは水よりもお湯の方が溶けやすいため、

食器洗いの時や、キッチン周りの油汚れはお湯の方が落ちやすいです。

では、具体的には、おそうじの分野ではどのようにお湯を活用するか見ていきましょう。

使用する洗剤の温度を上げる。

キッチン周りのおそうじでは、洗剤を水ではなくて50℃くらいのお湯に溶かして使用しましょう。

例えば、重曹や、セスキ炭酸ソーダを使用するとします。

重曹や、セスキ炭酸ソーダは、粉末が基本です。これを、タッパーに50℃のお湯を入れ、そこに粉末を溶かし、洗剤として使用します。

その後は、タッパーに刷毛やスポンジを浸し、直接汚れに塗布していきます。

軽い汚れなら塗ってる最中から溶け出すと思います。

スプレイヤーの活用の是非

上記で作った温水洗剤をスプレイヤーに移し替えて使用してもかまいませんが、私自信はあまりお勧めな方法とは言えないと思います。

移し替えている間に温度が下がりますし、拭きつけて霧状になった場合も、急激に温度が下がります。温水洗剤の効果が薄いです。

また、重曹は水やお湯に溶けにくいため、ノズルがつまる恐れもありますから。(セスキ炭酸ソーダ、クエン酸は溶けやすいです。)

ですので、ちょっとしたテクニックとして、スプレイヤーごと湯銭をして中に入っている洗剤温度を高めます。

これで、霧状に吹き出した時に温度が下がりますが、湯銭しないよりはマシです。

タッパーに温水洗剤をつくり、使用する場合の注意点

タッパーに温水洗浄剤を作るのがオススメですが、あまり大量の温水洗剤を作りすぎないようにしましょう。

使用している間に温度が下がれば、洗浄力は落ちます。こまめに作りましょう。

また、刷毛やスポンジを浸して塗布して使用する場合は、刷毛やスポンジに付着した酸性の油汚れがタッパーに入り込むと、アルカリ性である温水洗剤が中和され洗浄力が落ちますから。

雑巾やクロスを電子レンジでチンして使用する活用法

雑巾をつかったウラワザのご紹介です。

写真は、耐熱容器に軽めに絞ったマイクロファイバークロスを置いています。マイクロファイバークロス

このあと、このまま電子レンジで10~20秒ほど温めます。そうすると、このマイクロファイバークロスは温水を含んだ「温水クロス」となります。

喫茶店のおしぼりと同じですね。

この温水クロスを、汚れを落としたい部分にかぶせます。しばらくすると、汚れ緩み落としやすくなります。

広い範囲のお掃除には向きませんが、ポイント的なおそうじには抜群の効果を発揮します。

しかしながら、単純なテクニックですが非常に強力な方法です。

素材によっては、おかしくしてしまう場合もありますから注意して下さい。※

※例えば、冷蔵庫の表面、炊飯器の表面などは、授精素材に塗膜加工がしてあり、この方法を試すと、塗膜が剥がれる可能性が高いです。

水の方が良く落ちる汚れもある

実はお湯よりも水の方が良く溶ける汚れがあります。

たんぱく質です。

身近な汚れだと、牛乳の残り汚れ、卵の卵黄部分です。

これらのたんぱく質は熱を加えるとと固まる性質をしています。

この場合は、水で流す方がオススメです。

浴室は温水洗浄が効果的かどうか?

浴室の汚れには、無機系の汚れ(水垢)汚れがありますが、これはお湯の方が落ちやすいとうい印象はないです。

石鹸カス、皮脂汚れはお湯の方が落ちやすいため、温水洗剤が効果的です。

水垢には効果は薄いですが、やはり浴室も温水の方が汚れ落ちはいいです。

ただし、浴室の汚れは洗剤を塗布して、しばらくしてから擦る作業という流れが多いはずです。

自然と、洗剤の温度も下がります。高温を保つのは難しいです。

ですので、キッチンの油汚れを落とす程、温度の意識はしなくてもいいと思います。

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