キッチンレンジフードの掃除をするときは、洗剤が必要になりますね。
レンジフードの汚れは油汚れです。
ですので、油汚れ落とし用の洗剤を選択することとなります。
ですが、油落とし用の洗剤と言っても、ものすごくたくさんの種類があり、どれを使用したらいいのか迷うとこですね。
ということで、こちらのページでは、現役のハウスクリーナーである私が、レンジフードの油汚れを落とすオススメの洗剤をご紹介していきます。
レンジフードの油汚れは、アルカリ洗剤で落とす
油汚れは、酸性の性質をしています。
これを中性にしてあげることで、油汚れを落としやすくします。
ということは、アルカリ性の洗剤が効果的に油汚れを落としてくれます。
ホームセンターやドラッグストアではキッチン周りの油落とし洗剤がたくさん売っていますが、「油落とし用」とうたってある洗剤はほとんどがアルカリ性の洗剤です。
また、一部の洗剤は「水酸化ナトリウム:別名、苛性ソーダ」という薬剤が含まれ、強力に油汚れを分解してくれます。
レンジフードお掃除でオススメ洗剤を2つご紹介
数あるアルカリ洗剤の中で、私が実際に使用している洗剤をご紹介していきます。
重曹や、セスキ炭酸ナトリウム、オキシクリーンなどは、どこにでも載っている情報なので、省きます。
私がオススメ紹介する洗剤は、ピアとウルトラハードクリーナーという洗剤です。
レンジフードお掃除で活躍する洗剤「ピア」
ピアは粉末洗剤です。これをお湯に溶かして使用します。
もともとは、北海道の酪農農家のミルカー(自動乳搾り機)の洗浄に開発された洗剤です。
自動乳搾り機の洗浄剤ということは、もし洗剤の残留成分が口に入っても問題ないような安全な洗剤であるという事が言えます。
「安全な洗剤=落ちない洗剤」という位置づけになる場合もありますが、このピアは安全かつ強力な洗剤です。
私も、常に常備している洗剤です。
レンジフード清掃ではメインで使用しています。
市販では売っていませんので、インターネット販売のみです。
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ピアの基本的な使い方
タッパーに50℃のお湯をいれ、そこに粉末のピアを溶かして使用します。
刷毛でレンジフードの油汚れに塗ったり、スポンジを浸し染み込ませ、そのまま油汚れに塗ったりします。
また、大き目の容器にピア洗浄剤をつくり、付け置き清掃用洗浄剤としても利用できます。
ポイントはお湯で溶かす事です。ピアはお湯でないと本来の効果が発揮できません。
水では溶けにくいし、必ずお湯で溶かします。
ピア使用の注意事項
安全な洗剤とはいえ、アルカリ性の洗剤です。
濃度を濃くしたり、放置する時間が長いと、素材を痛めます。
素材を痛めるとは、変色、変質、塗装剥がれ、という現象を招きますので注意して下さい。特にレンジフードの場合は、無塗装のフィルターやシロッコファンなどはアルカリ焼けして黒っぽくなります。
黒っぽくアルカリ焼けした例
レンジフードお掃除で活躍する洗剤「ウルトラハードクリーナー」
数年前からホームセンターやドラッグストアで目立つように売られていますね。
ウルトラハードクリーナーは、強力に油汚れを分解してくれます。その理由ですが、強力アルカリ材である水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)が含まれています。強力なのはこのためです。
この水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)ですが、劇物指定されています。
ただ、もちろん薄めてありますので、このウルトラハードクリーナー自体が劇物というわけではありません。
ウルトラハードクリーナーの使用例
このウルトラハードクリーナーを使用する場面ですが、
①何年もまったくレンジフードの掃除をしていない
②安全性などは無視して、とにかく油汚れを落としたい
という場面で使用します。
今、市販で出回ってている油落とし用洗剤の中では最強クラスです。
スプレイヤー状態で売っていますので、そのまま使用できます。
ただし、私はそのような使い方はしません。
元々の容器が大きいので持ち運びには向いていなく、中の液体を小ボトルに小分けして持ち歩いています。
使用する時は、ピアと同じようにお湯を入れたタッパーに投入して使用します。
レンジフード清掃ではありませんが、下記ページで実際の私の使用場面を書いています。
まとめ
レンジフードの油汚れにはアルカリ性の洗剤をチョイスします。
重曹、セスキ炭酸ソーダ、オキシクリーンなども、アルカリ材なのでレンジフードの洗剤として使用できます。
ただこれらは、汚れが比較的軽い場合に使用するような洗剤であって、がっつり油よごれをお掃除する場面には向きません。
そんな時は、今回ご紹介したピアとウルトラハードクリーナーを検討してみて下さい。
ただし、特にウルトラハードクリーナーは強力がゆえ、扱いには注意して下さい。
私の場合ですが、素手であつかうと、手のひらは荒れるだけで済みますが、皮膚に着いてほかっておくとヒリヒリし赤くなりやけどの症状みたいになります。
ピアは皮膚についても問題ありません。