今日は愛知県北名古屋市のお宅で2016年製の日立お掃除機能付きエアコンの分解清掃をしてきました。
その時の様子をご紹介します。
日立エアコンは汚れにくいステンレス素材が特徴だが…?
このタイプのエアコンです。吹き出し口の羽が3枚とさらに長いタイプが1枚。合計4枚です。運転すると、正面のパネルがウィーンと空きます。
分解してみると、内部はこんな風に汚れています。下の写真で、本体にはステンレスの板がついているのがわかりますか?
ステンレスは汚れにくい、という理由で採用しているのだそうですが…普通に汚れていますね。
これは外したファンです。通常、他メーカーのファンは黒色がほとんどです。日立エアコンの一部はこのようにシルバー色をしています。
汚れているかどうかがわかりやすい、という点ではいいですが、目立つ当店ではNGです。
本体を洗います。
これはエアコンの熱交換器を高圧洗浄している様子です。洗剤を直接拭き掛けています。
拭き掛けたら乾かないようにビニルで覆ってしまいます。洗剤は乾くと効果がなくなりますから。
その後に真水でリンスします。拭き掛けた洗剤を中和するのです。これで本体はきれいになりました。
これはファンです。ファンは今回は浴室で洗わせていただきました。
このファン高圧洗浄をしただけでは落ちません。
高圧洗浄する前に、まずは洗剤につけ置いておく必要があります。
その後に高圧洗浄すると完璧にきれいにできます。
日立エアコンはいろいろな部品にステンレスを採用しています。しかし、普通に汚れます。
しかも他メーカーではあまり見ない錆が激しい場所があります。
日立エアコンはさびやすい場所がある。
それがこの写真。このエアコン自体は6年目くらいですが、1年目の日立エアコンでもこのようになっているケースもあります。
ここがサビているからと言って特に大きな問題ではないんですけど、あまりいい評価はできなくなりますね。
これは14年目の三菱霧ヶ峰エアコンです。いろは変わっているし多少サビてはいますが、日立と比べると雲泥の差です。
日立エアコンはお勧めできません。
あまり批判的なことは言いたくないですが、日立エアコンは僕たちエアコンクリーニング業者からの評価は低いです。
お客様自身が普段使いする分には、今はどのメーカーでも大差ありません。
そしたら、購入価格やその他のメンテナンスで良し悪しをつけますが、日立エアコンはどちらかというと汚れやすくて、汚れたら掃除しにくい、という特徴がありますから。
2018年くらいより、「ファンロボ」を自動でキレイにする、という機能が実装されている上位機種があります。
ファンについた汚れはブラシで自動的に落ち→落ちた汚れは熱交換器に付着し→熱交換器の凍結洗浄機能でドレンパンに溜まり外に排出される、という流れです。
イメージ的、理論的には聞こえ良いですが、ダメです。そんなにうまくいきません。
北名古屋市のエアコン分解クリーニングはお任せください。
リビングに取り付けるようなハイパワーのエアコンは15万~30万ほどします。
お掃除機能は必要ありませんが、リビングに取り付けるような18畳以上対応のエアコンだとお掃除機能付きのハイクラスモデルしかありません。