「水垢」って言葉はよく聞くけど、実際に説明できる人はいないと思います。
じつは、お掃除業界でも、まだこの業界に入ったばかりの人はなかなか水垢については答えれない人もいるくらいです。
口では答えれても、実際に現場に行って「この汚れが水垢です」と指摘することも難しいです。これは、石鹸カス汚れと水垢汚れの見た目が似ているからです。
これが「水垢」について説明できない所以の1つなのです。
実際にどの汚れが水垢かわかりにくい。
こちらのページでは、この正体がわかりにくい「水垢」について書きます。
いったい、どんな汚れが水垢なのか、写真でご紹介していきます。
「水垢」とは、水道水のミネラル残留成分の事です。
水垢となる残留成分は、主にカルシウム、マグネシウムを指します。
ですので、基本的には白色をしています。浴室の鏡などのウロコ汚れは白色ですね。しかし、場所によっては、汚れを抱き込んだりして色が付いた水垢もあります。
例えば、キッチンや洗面のシャワーノズルの裏側、黒くカリカリした汚れはカビを抱き込んだ水垢です。
浴室バスタブの水垢
これは浴室のバスタブの淵です。
水垢汚れがきつそうです。
水垢汚れがない新築の状態だとここはツルッとしてます。映り込んでいる窓の光ももっとはっきり見えます。
手で撫でると、ザラザラします。
トイレ手洗い洗面ボールのさぼったリングも水垢
これは、トイレの手洗い洗面ボールの排水溝部分です。
まるい金属のわっかの外側に、茶色い汚れが付着しています。
これも、水垢の一種です。
トイレ便器のさぼったリングも同じ種の汚れですね。
バスタブ湯銭の操作ボタンのカリカリ汚れも水垢
これは浴室のバスタブの湯銭を開けたり閉じたりする時に使用する、そうさボタンです。
通常、バスタブ淵に取り付けられています。
どうしてここが汚れるのかというと、他の部分い比べて水分が溜まりやすいためです。
こうなると、家の方では落とすのが難しくなると思います。
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蛇口の裏の黒い汚れも水垢
これは、カビや雑菌と混じった水垢汚れです。
ここも、常に濡れているような場所なので、どうしても水道成分残留物が溜まります。
ここの汚れ落としについては、以下のページで書いていますので参考にして下さい。
井戸水を使用しているご家庭は、水垢びっしりです。
これは、10年ほどのお宅だったのですが、浴室を見たとたんすぐにわかりました。このお宅は、井戸水を使用していると。
水垢と似たような汚れに石鹸カス汚れがあります。
これは、とあるお宅のシャワールームです。
見たときは、水垢汚れかな?きつそうだなと思いましたが、クリーニングを初めて見ると、水垢ではなく石鹸カスがメインでした。
これも一見水垢汚れと間違えそうですが、石鹸カスです。
まとめ
水垢汚れ全般に言えることですが、石灰化してしまっているような硬い汚れです。
目に見えて水垢汚れが現れると、一般の奥様がお掃除で落とすのは難しいです。
我々プロのお掃除屋さんでも、場合によっては落とせないこともあります。
これらの水垢汚れを落とすのには「酸性液体」が必要です。市販のものでこの水垢汚れを落とそうと思ったら、クエン酸やお酢などが効果的です。
水垢汚れをためないためには、これしかありません。
使用したら、水分を拭き取ることです。