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ガスコンロは毎日使用する場所。でも、毎回おそうじをするのも億劫なので、どうしても汚れがたまりがちです。
しかも、五徳や五徳に近い位置に付着した食品カスや油汚れなどは、炭素化し非常に硬い汚れとなります。
炭素化した塊は、強力な洗剤でも溶けることがないので、「剥す」「削る」というおそうじ方法になります。
こちらのページでは、ガスコンロのおそうじ方法を徹底公開いたします。
ガスコンロのお掃除で使用する洗剤と道具の紹介
ガスコンロの汚れは、食品カス、油汚れ、焦げ汚れとなります。
・食品カスや料理中に飛び散った汚れ…雑巾拭きなどで取れる汚れです。
・油汚れ…料理中に飛び散った油汚れです。
・焦げ汚れ…料理中に拭きこぼれた水分、油などが、ガスコンロの高温で固まってしまった汚れです。
ガスコンロのお掃除洗剤をご紹介
【日本マルセルオレンジクリーナー】
業者向けの洗剤として販売されていますが、「日本マルセル オレンジクリーナー」がオススメです。油汚れも焦げ汚れもどちらにも効果がありますが、どちらかというと、焦げ向きです。
市販では売っていません。ネットで購入できます。
使用中は、床にこぼしたり、五徳以外の素材に付着しないように中止して下さい。そこだけ、艶が無くなってしまいます。
【リンレイウルトラハードクリーナー油汚れ用】
これは、ホームセンターや薬局などで購入できます。オレンジクリーナー同様、かなり強力です。
2つの洗剤の使い分けとしては…
・リンレイウルトラハードクリーナーは油汚れ、焦げ汚れ、どちらも効果的です。
・オレンジクリーナーは、より焦げ汚れに効果的です。
その他、油落とし用マジックリンも有効です。
今流行りのナチュラル洗剤だと、重曹、セスキ炭酸ソーダあたりです。
油汚れは温度が高い方が落ちやすいので、50℃くらいのお湯に溶かして使用します。
【ハイホーム】
ハイホームというクレンザーがあります。とても安全な成分で出来ているクレンザーです。市販だと、東急ハンズに売っています。
今回がガスコンロの天板の汚れ落としとして使用します。同じ様に、IHコンロの天板にもOKです。
ガスコンロのお掃除道具をご紹介。
【ハイブリッドスポンジ】
これは、ガスコンロの天板やきつい焦げになる前のちょっとした焦げ汚れに最適です。市販のスポンジでホームセンターや薬局などどこにでも売っています。
【ステンレススポンジ】
これは、五徳の頑固な焦げ汚れを落とすのに使用します。
五徳のコゲには金ダワシが効果的です。ですが、金ダワシは平坦で広い面積の汚れにはいいですが、五徳のような入り組んだ細かい部品にはむきません。
その代わりとなるのが下の「コゲ取りスポンジ」です。ステンレスが埋め込まれています。しかも100円均一で購入できます。
パッケージから出してしまいましたが、キッチングッズエリアに陳列されています。
五徳のコゲ汚れ落としに抜群の効果を発揮してくれます。ただし、こする時は滑らるように擦って下さい。そうすることによって、キズをつけにくくします。
【スクレイパー:金属へら】
これは、五徳のコゲを落とすのに使用します。
こちらに公開しましたが、危険な道具です。何が危険かというと、先端についているのはカッターの刃です。(下の写真ではカバーをしてありますが。)他にも同じような効果の物があり、「スクレイパー」などと検索すると出てくると思います。
メインの用途はガラスに付着したシールあとやペンキ後の除去です。ガスコンロ天板もガラストップなので、この道具を使用します。
ガスコンロのおそうじ方法~五徳編~
五徳のおそうじ方法ですが、
①まずは金属ヘラで取れる汚れを剥してしまいます。
※使用には十分注意して下さい。
②オレンジクリーナーをタッパーに少量とりわけます。
その後、刷毛などでで五徳に塗り込みます。
③洗剤分が乾かないように数時間待ちます。
これは、例えば「ビニル袋に入れる」「バケツに入れ、上に何かでふたをする」などの工夫が必要です。
④その後に、ハイブリッドスポンジや、ステンレススポンジで擦ります。
面白いように取れると思います。
落ちなければ、①~④を繰り返してください。
キレイになりましたね。新品に戻った五徳は、ツヤツヤです。
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ガスコンロのお掃除方法~天板編~
天板のおそうじ方法ですが、3つのコンロ周辺が大変ですね。
ここはまずは重曹や油落とし用マジックリンを塗り込みます。やはり乾かしたくないので、上からサランラップやビニルをかぶせます。数時間待ちましょう。
その後に、ハイブリッドスポンジで擦りましょう。細かい部分は歯ブラシも有効です。
重曹やマジックリンで落ちなければ、オレンジクリーナーや、ウルトラハードクリーナーの出番です。
これは別のガスコンロです。コンロ周りの焦げ汚れが非常にきついです。こういった場合は、まずは、ガラストップのコゲをスクレイパーで削っていきます。
※先に紹介したスクレイパーとはデザインが違いますが用途はまったく同じです。
おおまかに削るとこんな感じにキレイになります。
残った茶色い汚れをハイホームでゴシゴシしていきます。
写真では紺色のパッドですが、先に紹介したハイブリッドスポンジでOKです。
ガスコンロ天板の外し方をご紹介。
天板は、容易に外せるタイプもあります。
グリルの排気口に天板を止めているネジがありますので、それを外します。そうすると天板奥が浮きます。手前側も爪でひっかけてあったり、金具で止めてあったりします。コツが入りますが外せます。
天板が外せても、戻しにくいです。外す時に、どのように止めてあったのか、十分観察しながら外して下さい。
下の写真のタイプは、容易に外せます。というか、カバーが乗っかっているだけのもありました。一昔前のタイプのガスコンロです。
もし外せた場合は、お掃除後に水で流せるので、拭き取りが楽です。大きいので、外やベランダで洗うのも一つの手です。
しかも、キッチンワークトップとガスコントの隙間に入り込んだ汚れも簡単に落とせます。ここの汚れは食品カスや柔らかい油汚れがメインなので、水拭きだけで簡単に落ちますよ。
まとめ
ガスコンロのお掃除には、適切な洗剤と道具が必要です。
ひどくなってしまうと、ステンレススポンジがとても有効です。ですが、顕微鏡レベルでみると、やはりこすった磨きキズはどうしても入ります。
そこに汚れが入り込むと、次回は少し同じ方法では落としにくくなります。
ですので、理想はハイブリッドスポンジで落ちるとベストです。
オレンジクリーナーも、天然成分で出来ていますので人体には安心ですが、塗装がしてあるような部品は、塗装を痛める可能性もあります。
ガスコンロ以外にも言えることですが、汚れをため込まず、できるだけこまめにお掃除して下さい。
その都度お掃除される方は、雑巾で十分です。数日に一度お掃除される方は、ハイブリッドスポンジで十分です。
月に1度お掃除されるからは、キッチン用マジックリン(油落とし洗剤)が必要になってきます。
焦げが気になったら、オレンジクリーナーが効果的です。
金属ヘラ、ステンレススポンジは汚れがひどくなったガスコンロ向けとお考え下さい。
※オレンジクリーナーですが、同じ名前の商品はたくさん出回っています。
「日本マルセルのオレンジクリーナー」です。
追記…リンレイウルトラハードクリーナーについて
こちらの、リンレイのウルトラハードクリーナーという洗剤ですが、非常に油汚れ落ちがいいです。焦げ汚れにも一定の効果があります。
ホームセンターで売っています。
このサイズで¥1,200ほどするので、購入にためらいますがオススメです。
スプレータイプですが、ふたを開けて中の液体をタッパーにとり使用します。
強さの位置づけとしては
重曹 < マジックリン < ウルトラハードクリーナー < 日本マルセルオレンジクリーナー
です。
個人的な感覚ですが、私が過去に使用してきた中では、市販の油落とし用洗剤の中では、一番強力だと思います。