新築の時はまっさらなタイルだったのに、いつの間にか黒ずみ汚れが気になる。
こんな悩みはありませんか?
玄関床の主な汚れは、靴裏の砂や土汚れが付着したものです。
汚れ初期の頃はホウキだけでキレイになったはず。それが、雨の日の水分と混ざってどんどん硬くなっていきます。
こうなると、簡単には落とせなくなります。
効果的な洗剤を使用したり、効果的なブラシを選択しなければなりません。
しかし、どんな洗剤がいいのか、どんなブラシがいいのかわかりませんよね。
こちらのページでは、そんな玄関床のおそうじ方法をご紹介します。
玄関タイル汚れが落としにくい原因。
玄関タイルの表面は、滑り止め目的で細かい凹凸が無数にあります。
凹の部分に汚れが入り込むと、簡単には落ちません。これが、玄関床タイルの汚れが落としにくい原因の一つです。
これは、とある戸建ての玄関床タイルのアップ画像です。凸凹しているのがわかりますね。
こういう凹凸の場所には、通常のスポンジではあまり汚れ落ちは良くありません。凹凸の凹の部分い入り込むような道具が必要です。
凹凸に効果的なおそうじ道具とは?
トレピカ
↑上のセクションに乗せた写真の黄色い道具がトレピカです。表面に細かいナイロンの毛が植えられています。
これが、凹の部分に入り込み、汚れを書き出してくれます。
お風呂用の道具で売り出されていますが、お風呂以外にもいろいろな場所で重宝します。
・玄関床
・ベランダの凸凹シート
・壁面のクロス
・お風呂の床
などなど。
おそうじのプロも大好きなアイテムです。
アプソンのE-パッド
このスポンジも無数に毛が植えられています。上記のトレピカよりも硬めの毛です。
これは、玄関床、ベランダの凹凸シート、お風呂の床に最適です。
同じような商品が市販で売っています。↓使い古し写真になりますが、市販のタイプは持ちやすいようにハンドルがついています。これも表面がザラザラしたタイルのお掃除に効果的です。
smartのマルチブラシ
これはゴム質の毛が無数に埋め込まれたブラシです。少し根が張りますがオススメです。玄関床以外にも、コンクリートのお掃除など、活躍する場所は多々あります。
これはゴム質の毛が無数に埋め込まれたブラシです。少し根が張りますがオススメです。
玄関床以外にも、コンクリートのお掃除など、活躍する場所は多々あります。
玄関床の汚れ落としには、どんな洗剤を使えばいい?
玄関の汚れは複合汚れです。水拭きだけで落ちる汚れ、アルカリ性洗剤で落ちる汚れ、酸性洗剤で落ちる汚れ様々です。
玄関床の汚れは、汚れを見ただけでは、どの洗剤で落ちるのかなかなか判断が難しいです。
強力な洗剤でないと落ちないかな?と思いきや、水拭きだけで落ちたり、
水拭きで落ちそうだな、と思ったらまったく反応なかったり。
それぞれの洗剤をご紹介します。どれも、簡単に手に入ります。ただし、強力ではありません。
水拭きだけで落ちる場合もあります。
使用した道具は、水とEパッドです。
見た目がひどく汚れていても、簡単に落ちる場合もあります。
今回は、タッパーに水をとり、Eパッドをひたし、そのまま擦ります。面白いように汚れが取れました。
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酸性洗剤でしか落ちない汚れ
↑これは玄関外のタイルです。築10数年のお宅です。私が作業する前に高圧洗浄機で試したようですが、まったく落ちなかったとのこと。
ここのお宅の玄関汚れはタイル用の強力酸性洗剤で落としていきました。
※この洗剤は扱いが難しいので市販では売っていませんし、私も公にはできません。ですので、市販の洗剤をご紹介します。
酸性洗剤と言えば、サンポール、クエン酸ですね。
ただし、正直なところクエン酸ではパワー不足なので、サンポールの方が汚れ落ちがいいです。
ただ、サンポールでも塗ってこすっただけでは、汚れは落ちないこともあります。ですので、より効果的に使用しなければなりません。
それが湿布法です。
洗剤は乾くと効果が無くなりますので、乾かないように工夫します。
サランラップでは広い面積の湿布には向きませんので、レジャーシートなどで湿布をしましょう。
その後に、トレピカやEパッドで擦ってみて下さい。
アルカリ性洗剤で落ちる汚れ。
アルカリ性の汚れで落ちる場合もあります。
使用する洗剤は、セスキ炭酸ソーダ。
50℃のお湯をタッパーにとり、そこにセスキ炭酸ソーダの粉末を入れ混ぜます。
それを、ブラシなどで塗り広げます。
乾かないようにレジャーソートなどで養生し、10分ほど待ちます。
その後に、ブラシやEパッドで擦ってみて下さい。
このセクションのまとめ
玄関床の汚れって、水拭きだけで落ちない場合は、あるていど強力な洗剤が必要です。今回は、サンポール、クエン酸、セスキ炭酸ソーダをご紹介しましたが、これらで落ちなければ、正直ご自分でキレイにするのは難しいです。
もし、サンポールで床のお掃除をしたら、その後に重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリの液体をスプレー、または塗布して、中性に中和してあげた方がいいです。
もしかしたら、サンポールの成分が床を変色させたりするかもしれませんから。
玄関床ザラザラタイルの汚れ落とし例
こちらは、とあるお宅の玄関タイルです。
見た目ではわかりにくいですが、ものすごくザラザラしてます。
どのくらいかというと、髪の毛が落ちています。通常なら掃き掃除で簡単に取れるのですが、ザラザラに引っかかってなかなか取れません。
水で流しても取れません。
今回は、smartのマルチブラシとツインブラシを使いました。
洗剤は特に必要なかったのですが、食器洗い用の中性洗剤を使用しました。
わかりやすいように一部だけ残してあります。
ブラッシングは問題なかったのですが、水分の拭き取りは苦労しました。
雑巾やクロスではザラザラに引っかかってしまい、使用できません。
ですので、水分を湿式掃除機でバキュームしました。
※湿式掃除機とは、水分も吸える掃除機です。
まとめ
玄関タイルが落としにくい原因はタイルの表面に細かい凹凸があるからです。
通常のスポンジでは、擦ろうとしてもスベリが悪く、凹に入り込んだ汚れが落としきれません。
凹そうじに効果的な、トレピカ、Eパッド、マルチブラシを用意しましょう。もしくは、浴室用の床ブラシでもOKです。
洗剤は、アルカリ洗剤、酸性洗剤が必要ですが、どちらかというと玄関タイル汚れは、酸性洗剤の方が効果的です。
サンポールクエン酸を作り、塗り広げます。
それを乾かないようにレジャーシートなどで湿布をし、その後に擦ってみて下さい。
あまり汚れがひどくなると、我々業者が使用している強力な酸性洗剤でないと落ちなくなります。
今回の記事は、大理石にはNGです。
表面がツルッとしているタイプの玄関床タイルは大理石の可能性がありますので注意して下さい。