浴室の鏡は、普通は白いウロコ汚れで悩む方がほとんどです。
ですが、まれに黒い汚れがあります。
上の写真で、中央上部やや右よりに黒い凹模様がありますね。これです。見にくいですが、他にもポツポツとした斑点もあります。
その正体は一体なんでしょう??
浴室鏡の黒い汚れの正体。
この黒い汚れは、鏡裏側の銀/銅メッキ塗装の腐食:サビです。
鏡の構造は、ガラス表面裏側に、鉛や銀メッキ塗装、耐食、耐久性コーティングを施してあります。
それらが「経年劣化」「接着剤、両面テープのいたずら」「アルカリや酸などの洗剤分の悪影響」などで腐食がおこります。
↑今回のこの凹模様は上側のガラスを留めている両面テープが何かいたずらした腐食だと判断できそうです。
こうなると…
いくら鏡表面を磨いてもまったく効果はありません。
改善策は鏡の交換のみとなります。
この腐食、鏡業界では腐食性欠陥「シケ」と呼ぶそうです。
ちなみに…
ガラスの汚れ除去後です。しろい汚れはキレイさっぱりになりましたが、腐食はもちろんそのままです。
これは、鏡に当たりはずれがあると感じます。
長年異常なしの鏡もあれば、新築2年ほどで異常が見られるケースもありました。
早期に異常が見られれば住人側に原因はないので、施工会社に問い合わせてみるのもいいと思います。
【作業事例】浴室鏡の掃除方法の様子。
これは浴室の鏡。いわゆるウロコ汚れがびっしりです。
浴室の鏡のウロコ除去は、我々掃除のプロでも難しい作業です。
薬品で落とす方法、
ガラス用研磨剤で落とす方法、
ダイヤモンドパッドで磨く方法、
その場で最善の方...
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家事えもんさんが、連日メディアでナチュラル清掃をご紹介しています。
その中で鏡の汚れにはクエン酸が効果的と、紹介されています。
鏡のウロコ汚れがクエン酸で落ちるという根拠は、鏡のウロコ汚れはアルカリ性の汚れです。クエン酸は酸...