トイレの手洗いタンク上部で手を洗う習慣があるお宅は、タンク内部が汚れます。
手についたばい菌がタンク内部に侵入し、繁殖しますから。
こちらの記事では、タンク内部のお掃除方法について書いてみます。
トイレタンク内部のお掃除方法の様子
今回は、愛知県の豊山町でトイレのタンク内部のクリーニングをしたので、その時の様子をご紹介します。
まずは、止水栓を回り、タンクに入る水の流れを止めます。
止水栓はだいたいトイレの左奥にあります。
マイナスドライバーか何かで、溝の部分を時計方向に回すと水の流れがここで遮断されます。
上の写真では赤丸の中です。
他のケースもあります。マイナスドライバーやコインを入れたら回りそうというコマを見つけて時計回りに回して下さい。
回る場所があって、止めた状態でレバーを操作して水が蛇口から出なければOKです。
手洗いタンク上部の水受け皿を外します。
写真のタイプは上に持ち上げるだけです。
タンク内部のおそうじ方法について
これは、手洗いボール部分を外したところです。一枚プラスチックの板があります。これも上に持ち上げて外します。(4~5カ所ほどでツメ止めしてあります。簡単に外せます。)
これが、内部の汚れです。ばい菌類、カビ菌が成長しています。
なかなか難しいですが、どこかからホースを引っ張ってくるととても掃除しやすいです。むりなら、タッパーなどに水を汲み代用して下さい。
内部の洗浄方法としては、カビ取り剤が効果的です。あとは、刷毛と歯ブラシを駆使して汚れを取り除いてください。
タンク内部のような樹脂部品に付着した黒カビなどは簡単に落ちます。刷毛や歯ブラシでこちょこちょするだけで落ちると思います。
ただし、水垢となっている場合(水分のミネラルが固着して硬い汚れ)は、刷毛やブラシでは落ちません。酸性の洗剤が必要になってきますが、カビ取り剤と混ざると大変なことになりますので、そこはスルーした方がいいです。
外した手洗い部分のおそうじ方法
はずした手洗い部分は、写真の様に下部のネジを何かで回して蛇口をはずすと洗いやすいです。
これで洗いやすそうですね!とくに蛇口の付け根はどうしも汚れるし洗いにくいので、部品を外すことによって、楽にお掃除できます。
ここはクレンザーでゴシゴシしてください。市販だと、ジフですね。
あとは、逆の手順で元に戻してOKです。
手洗い部分が樹脂製の場合のおそうじ方法
最近では、この手洗い部分が樹脂製のタイプがあります。その場合は、クレンザーは使用してはいけません。細かく傷だらけになり、あとあと余計の汚れやすくなります。
樹脂を傷をつけないように磨くのはテクニックが入ります。
ですので、まずはこの手洗い部分がひどく汚れないようにこまめに拭いてください。
樹脂製の部分を本格的にお掃除する時は、車用のコンパウンドがオススメです。
最近のトイレタンク事情
最近のトイレは、タンクレスが主流です。
写真のようなタンクがあるケースは、少なくなってきました。
それでも、まだまだ存在します。
内部が汚れると、そこから便器続く水の通り道も汚れやすくなり、結果的に便器全体がカビやすいです。
内部の掃除は、掃除する準備(手洗いタンクを外したりしないといけない。)が大変です。もしご自分でチャレンジしてみようという方は参考にして下さい。
ただし、水回りの設備は水漏れ問題がつきものです。自己判断でお願いします。