▶料理していても、換気扇の吸い込みが弱い気がする。
▶タバコのにおいを吸ってくれない。
家の方が吸ってないと感じた場合、おそらく本当に吸ってないのだと思います。
吸っていない原因は私が認知しているケースは5つです。
1、レンジフードフィルターの目詰まり
2、レンジフードダクト入り口の弁の動作不良
3、ダクト出口部分の網目のつまり
4、その部屋に吸気口がない
5、ダクト出口が、風の逆流が起こりやすい位置関係
今回は、この5つのケースとそれぞれの改善策を見て行きます。
↓その前に…レンジフードフィルターをオシャレにする動画。
レンジフードが吸わない原因1:フィルターの目詰まり
これは換気扇、レンジフードのフィルターの目詰まりです。あまりにお掃除をしていないとフィルターが目詰まりし、吸い込みが弱くなります。
改善策
簡単なことですね。フィルターを外し、お掃除をし目詰まりを解消しましょう。
換気扇、レンジフードフィルターのお掃除方法は、下記ページに詳しく載せています。
※ちなみに、シロッコファンがどれだけ汚れていても、吸わなくなるという事はまずありません。
レンジフードが吸わない原因2:レンジフードダクト入り口の弁の動作不良
レンジフードの吸い込みの流れについて
内部のシロッコファン(プロペラ)が回転することによって、レンジフード周辺の空気を吸い込み、外部に向かうダクト内に取り込まれます。そのまま外部に排出されます。
シロッコファンのすぐ奥には、異物侵入の弁が取り付けられています。
このタイプのレンジフードの場合…
赤まるで囲った部分ですが、板状の弁が取り付けられています。(この写真では外れています。)
この部品です。風圧でふわふわ動くのです。
換気扇、レンジフードが止まっている時は重力でこの弁も閉じています。
換気扇、レンジフードを運転しているときは、その風圧で弁が開きます。
この弁の動きが悪く、運転しても閉じたままだと、吸い込んでくれないことになります。
半年や1年ほど換気扇、レンジフードを使用していなかった場合、油で固着してしまって動かなくなることがあります。
毎日使用していれば、固着することはありません。
改善策
1、シロッコファンを外します。
2、腕を突っ込んで、弁に触り押してあげます。
これで、動きがスムーズになれば、改善されます。
改善できないケース
上に乗せた写真のタイプの場合は、容易に弁に触れます。
しかし、レンジフードの形状:タイプによっては、シロッコファンを外し腕を突っ込んでも、弁にたどり着かない場合があります。こうなると、家の方では改善は難しいです。
レンジフードが吸わない原因3:ダクト出口部分の網目のつまり
換気扇:レンジフードで吸い込まれた空気はダクトを伝って外部に排出されます。この外部に排出される出口にも、異物侵入(主に鳥などですね)のための網が設けられています。
この網がつまっていると、吸い込みも弱くなります。
改善策
外部から、網目の詰まり具合をチェックします。
ご自分で、対応できそうならいいのですが、ほとんどのケースは難しいです。いったん網を取り外さなければならないケースもありますので、たいていは業者さんの仕事です。
サラッと書きました、2階だったりした場合は、簡単に作業できるわけではありませんので、大事となるかもしれません。
レンジフードが吸わない原因4:その部屋に吸気口がない、もしくは閉じている。
部屋に吸気口がない、もしくは閉じている、この場合は、換気扇、レンジフードの汚れに関係なく吸い込み力が弱くなる傾向があるようです。
改善策
吸気口を開けてあげると吸い込み力が改善するはずです。
吸気口がない場合は、窓を開けてあげるなどしてみて下さい。冬などは空けておくと寒いですが、どうしようもありません。
レンジフードが吸わない原因5:ダクト出口が、風の逆流が起こりやすい位置関係
これは、「こんな例があるよ」と知ったことですが、ダクトの出口が、ビルの隙間だったりすると、その隙間にはビル風が吹いています。そして、ダクト内に風が侵入するような流れが置きます。
これも、吸い込み力が弱くなる原因だそうです。
この場合は、改善策はなさそうです。
まとめ
ご自分で簡単に解決できるケースもあれば、解決方法がない場合もあります。
解決方法がない場合は…大規模なリフォームが伴う場合もありそうです。