今日は、名古屋市西区のお宅で、2018年製三菱電機霧ヶ峰エアコンの完全分解クリーニングを行ってきました。
完全分解…この定義はありませんが、エアコクリーニング業界では、ファンを外したクリーニングを完全分解といいます。
では、クリーニングの様子をご覧ください。
三菱電機霧ヶ峰エアコンの分解洗浄
外観はこのタイプです。フィルター自動掃除機能なしのスタンダードモデルエアコンです。ちょっとピンぼけしてますが…。
右下はこのようなデザイン。霧ヶ峰の文字がかっこいい。
豆知識…写真中央のやや右下に「応急運転スイッチ」があるのがわかりますか?縦長のラインです。これはリモコンが使用できない時に、押すたびに「応急冷房」→「応急暖房」→「停止」と切り替わります。
リモコンが使えないとき、室内機の応急運転スイッチで運転できます。
応急運転スイッチを押すと、
押すごとに、「応急冷房」→「応急暖房」→「停止」の順で切り替わります。
霧ヶ峰エアコンの分解
メインカバーを外すと、このようになっています。スタンダードモデルエアコンは三菱電機霧ヶ峰エアコンにかかわらず、だいたいこのようになっています。右側に電気関係の部品があります。
分解には右側からの作業が多々あるので、もし右壁ぴったり設置だった場合(指も入らないような場合)は、お断りすることもあります。
ドレンパンを外している場面です。中央やや上の横長の黒い筒(ファン)にはなにやら怪しい汚れが見えますね。
ドレンパンについては別記事を書いていますので、参考にしてください。

外したドレンパンや送風ファンの洗浄
これらが、このエアコンで取り外した部品です。メインカバーやドレンパン、ファン、ルーバー(風向きを調節する羽)です。
今回は戸建てのお宅でしたので、外スペースで洗わせていただきます。
アップしてみると、こんな感じです。吹き出し口から掃除を試みたそうですが、やはりキレイにするのは難しいと思います。
外さいないとキレイになりません。
そのうちに、家の方でもファンが外せる設計のエアコンが発売されるかもしれませんが…どうかな。
まずはあるていどシャワーノズルで落とします。これでかなり落ちます。そのあとに残った汚れが厄介です
ファンの洗い方は業者さんそれぞれですが、僕は長物を入れるビニル袋に洗剤をいれてシャカシャカして、しばらく待ちます。
三菱の送風ファンはおそらくコーティングがしてあり、汚れ落ちがいいのでこの後にシャワーで流すだけでピッカピカ!
外した部品はカビが多いので、塩素系の洗剤をキレイにすることが多いです。ダイニングやリビングのエアコンは油汚れもあるので、それを落とすアルカリ性の洗剤も使用します。
乾燥中です。でも、完全にかわかなくても取り付けます。取り付けた後に冷房でも暖房でも通常使用で、すぐに乾きますから。
エアコンの本体(熱交換器がターゲット)は高圧洗浄
エアコンの本体はというと、このように養生します。下のビニルはエアコンクリーニング専用の養生道具です。
ちなみに内部はこのように黒いポツポツと下カビ汚れがあります。白色ボディなので余計に目立ちます。
熱交換器を高圧洗浄をして洗います。
洗剤を吹き付けるのも、高圧洗浄、それをリンス(流す)のも高圧洗浄です。
作業の手順や作業時間について
今回は、実際に車を駐車させていただいて、作業が終わり、車に乗り込むのに約2時間ほどですした。フィルター自動掃除機能付きエアコンなど、分解に時間がかかる機種の場合は、3時間から4時間ほどかかります。
今回は、戸建てで1Fに設置されたエアコン、水仕事をさせていただいたのは、玄関わきの水道の近く、という状況でした。
おおなかま作業手順
1,車を駐車させていただき、インターホンを推し、エアコンの試運転。
2,その間に、徐々に道具を家の中に入れさせていただく。
3,外でホースの準備、洗い場の準備。
4,試運転で問題ないことを確認したら、エアコンの分解開始。
5,分解した部品を外で洗う。
6,乾かしている間に、エアコン本体を洗う。
7,組付け後、試運転。
8,その間に道具をかたづけ、車に戻す。
9,試運転で問題ないことを確認したら、集金をさせていただく。
10,車に戻り、出発。
愛知県名古屋近郊から岐阜県南部エリアのエアコン分解クリーニングは僕にお任せください。