絶対にやってはいけないエアコンの掃除方法。

エアコン吹き出し口のチェック

夏になり、エアコンを久々に運転してみると、なにか様子が変だ。

…カビ臭い。

…すっぱい。

…生臭い。

…黒いカスが降ってきた。

恐る恐る吹き出し口を覗いてみると、黒いカビがびっしりと。

匂いの原因はこれだったんだ!と考えます。

そして、まずは自分でお掃除をトライしてみる。

ご自分でお掃除をする、それはとてもいいことです。

しかし、中にはやってはいけないこともあります。

たとえば、

①吹き出し口を開けて、ファンの汚れを綿棒で取ろうとする。

②市販の洗浄スプレーを吹きかける。

③おもいきって自分で分解しようとする。

運転したまま清掃をしようとする。

などがあります。それぞれ、どんな現象につながるか見ていきます。

スポンサーリンク

吹き出し口を開けて、ファンの汚れを綿棒で取ろうとする。

エアコンの吹き出し口の奥の汚れが気になって覗いてみます。そうすると、くるくる回転するファンに何か白っぽい、または黒っぽい汚れがたっぷりと。

それは、カビとホコリです。

エアコン吹き出し口の写真

ご自分でこれらをキレイにするためには何が思いつきますか?

やはり綿棒が思い浮かびますね。

しかし、実際にやり始めると、果てしないです。↑これをキレイにする自信がありますか?

ファンの手前には、風を左右に動かすルーバー羽が邪魔をします。素直に作業できません。キレイにしている時に誤って羽が折れてしまうかもしれません。

もし、全部終えたとしても、間違いなく取りきれていません。取りきれなかった残りのカビは、めんぼうで刺激され剥がれやすくなっているという事も言えます。

そうすると、どうなるか…。

エアコンを運転し始めると、ファンが回転します。その遠心力で、残ったカビ汚れが吹き出し口から降ってきます。

そのまま残り全部うまく剥がれればいいじゃん?と都合のいい方向に考えたくなりますが、そんな結果にはなりません。

この結果、どうしようもなくなってクリーニング依頼を受けることが多々あります。

ぜひ、めんぼうでの掃除は避けましょう。

…では、ファンに付着しているカビ汚れはどうしたらいいか。

やはり、外してしまって高圧洗浄で一気に洗うのがベストです。ご自分では難しい作業です

ご主人が頑張ってファンを外そうと試みるケースがありますが、業者でも難しい作業です。ファンを洗浄中

市販の洗浄スプレーを吹きかける

市販の洗浄スプレーには、消臭効果があるようです。香料が含まれているのもあります。

市販の洗浄スプレー

これらを吹きかけることで一時的に匂いが緩和されます。

しかし、あとあと何らかの化学反応によりかえって匂いがひどくなったというケースもあります。

結果、我々のプロのエアコンクリーニングのお世話になるのです。

また、この洗浄スプレーを熱交換器(アルミフィン)に吹きかけたとします。

熱交換器に付着していた汚れがドレンパンという部品にたまります。そこにたまった汚れは、ドレンホースを伝って外まで押し出されるのがベストです。

しかし、このスプレー缶にはそこまでのパワーはありません。排出されなかった汚れがホース内でつまり、水漏れの原因になることもあります。

このスプレー缶ですが、
一時的な匂いの緩和としては利用価値はありますが、とても根本的な解決にはなりません。

思い切って自分で分解しようとする。

エアコンが汚れている。

よし、やってみよう。

ご自分で分解しようとする方がいます。
今は、YouTubeなどでも分解方法が載ってますからね。

YouTubeなどで紹介されているエアコンそのものとご自宅のエアコンが同じなら、それなら試す価値ありです。

そうではない場合、メーカーや機種によっては分解方法、手順はまちまちです。

見よう見まねで分解を始めてみた。

しかし、どうにも次に進まないので戻そうとしたが戻せなくなった。

という方からのご相談も多いです。

せめて、分解してもここまで辞めといた方がいいです。(下の写真)

ドレンパンや中のファンまで外そうと挑戦する方がいますが、びっくりです。Σ(゚д゚lll)ガーン

ぜひ思いとどまってください。エアコンの分解クリーニング

運転したまま吹き出し口を清掃しようとする。

エアコンのファンが掛けた

これは、ご自分でエアコンの吹き出し口を清掃しようとした時のお話です。

上の写真、ファンの羽根がまがってしまっています。また、2枚足りません。

これは、エアコン運転中、

つまりファンが回転している最中に吹き出し口から清掃を試みたら、ファンに歯ブラシが当たってしまって破損してしまった結果です。

運転すると、横長のルーバーがが開き、中の汚れ具合を知って驚いてしまいます。

運転を停止すると、ルーバーの羽根が閉じるので掃除できない。

仕方なく、運転したまま掃除してしまいます。これがまずいです。

その結果、ちょっと歯ブラシを突っ込みすぎファンとぶつかりプラスチックの羽根が2枚割れ、1枚は曲がってしまいまいた。

壊れたエアコンのファン

一部のエアコンは、家の方でも吹き出し口が清掃しやすい設計になっています。

ぜひ、運転を停止してから行ってください。

ご自分で清掃された方からクリーニングの依頼がありました。これが現状です。

エアコン本体の汚れ

この写真は、エアコンの本体です。

いろいろ外してクリーニングできる状態にした状態です。

家の方が、吹き出し口から拭いた跡がわかりますか?

カバーが付いているときは、この状態でもキレイに見えたかもしれません。

しかし、実際には奥の方にはいくらでも汚れは残っています。

ご自分でできるエアコンのおそうじ方法について

ここからは、エアコンの汚れる仕組み~おそうじ方法についてお話しますので、参考にして下さい。

なぜ、エアコンは汚れるのか?

エアコンの基本的な仕組みは、室内の空気を吸って温度調節をして、吐き出します。

室内空気中には汚れの源となる菌類が浮遊しています。

それが、エアコンを運転することによって内部に取り込まれ、徐々に繁殖します。

とりわけ、夏シーズンの冷房、除湿運転ではエアコン内部が湿るため、湿気を好むカビ菌が繁殖しやすくなります。

これが、エアコン内部が汚れる仕組みです。

※室内ができるだけ無菌であればエアコンは汚れないという事になりますね。換気を良くしたり、エアコン運転中には油ものや炒め物をしない、ホットプレート料理はしないことをお勧めします。

汚れたまま運転してると、どうなるの?

まずは、健康によくありません。

エアコン内部に発生したカビ菌を、部屋中に撒き散らしてしまっています。

夏場に気管支が弱くなる方はエアコンが原因かもしれません。

また、過敏性肺炎の原因ともなります。

と同時に、悪臭も一緒に放っています。

もう一点、風量が落ち冷えや暖房の効果が弱くなってしまいます。

❶フィルターにホコリが溜まっている→風量が落ちます。

❷熱交換器が汚れている→風量が落ちます。悪臭のもとです。

❸ファンが汚れている→風量が落ちます。悪臭のもとです。

❹温度感知センサーが汚れている→正常な温度を検知しないので、リモコン表示温度とずれる。

ご自分でできるエアコンの清掃

❶三菱霧ヶ峰シリーズなど、一部の機種は吹き出し口から容易に洗浄できるようになっています。

このようなタイプのエアコンの清掃準備は、取扱説明書の清掃項目を参考にして下さい。

おそうじできる状態になったら、キレイなタオルで拭いたりします。

※ただし、エアコン運転中には絶対にしないで下さい。事故やケガのもとです。

※汚れたタオルで拭くと、一時的にはキレイになりますが、すぐに汚れ始めます。タオルに付着していた菌類が原因です。

❷フィルターは半年に一度は清掃ましょう。

エアコンからの風が弱い、冷えない→業者にクリーニングを依頼→実際にはフィルターが目つまりしているだけ・・・という事がよくあります。

取り外し方は機種によって様々です。また、取扱説明書通りに行っても難しい場合もあります。

特に、富士通ノクリア(お掃除機能付きエアコン)のフィルター取り外し、取り付けは難しいので、注意して行ってください。ただしく取り付けないと、動作エラーの原因で動かない時もあります。(故障ではありません。)

取り外したら、ホコリを掃除機で吸うか、温水シャワーで流してしまいましょう。

キッチンに近い位置に設置してあるエアコンは、フィルターも油汚れが見れらます。

この場合は、プラスチック容器に(100均のタッパーで十分)50℃のお湯で溶かした重曹液をつくり、スポンジや刷毛で塗り込みます。しばらくしたら流します。これを繰り返します。

※15年近く経過しているフィルターは、フィルターの網自体が乾燥してボロボロ状態の場合があります。そこに清掃で圧力を加えると破損の原因となる場合もありますので、自己責任でお願いします。

ご自分でできるエアコンの清掃は限られますが、特にフィルター清掃は簡単にでき、効果があります。

スポンサーリンク
絶対にやってはいけないエアコンの掃除方法。
この記事をお届けした
タジマクリーンサービスの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
関連記事