エアコンが冷えない!
その原因は、さまざまですが、大まかに次の3つに大別されます。
❷ エアコンのセンサー類の不具合、故障
❸ エアコンが汚れている→風量が弱い
それぞれの細かいお話と、改善についてのお話をしていきます。
➊エアコンが冷えないのは、冷媒不足
エアコンの冷媒とは
冷媒とは、熱を移動させるために活躍しれくれる物質(ガス)のことです。室内機と室外機をつないでいる金属パイプの中を循環しています。
冷媒は空気中の熱を集めて、金属パイプ内を循環し、熱交換器(アルミフィン)まで熱を運びます。
この冷媒による熱移動が、冷たい空気、暖かい空気を吐き出してくれるのです。
この冷媒(ガス)が不足していると、エアコン本来の能力が発揮されず、「冷たい空気が出ない」「暖かい空気が出ない」という事につながります。
いわゆる「ガス漏れ」「ガス不足」です。
なぜ、冷媒不足になるのか?
本来、冷媒が不足する(漏れる)事は、ありえません。しかし、以下の場合に冷媒が徐々に漏れ不足します。
【配下パイプ経路のどこかで穴や亀裂】
エアコンの経年劣化で、室内機と室外機をつないでいる配管のどこかで、穴あき、亀裂という現象がおき、そこから徐々に冷媒(ガス)が漏れます。
【取り付け工事の時の、配管連結不備】
エアコンの取り付け工事の時には、室内機と室外機をつなぐ配管を設置、連結します。この時に、連結に不備があると徐々にガス漏れします。(取り付け作業者の不手際)
冷媒不足かどうかの確認方法
【室内機側で確認】
冷媒不足の場合は、冷房運転すると、室内機のアルミフィン右側の部分から徐々に霜がつきます。
霜が付いているかどうか確認しようと表面パネルを開けると、安全のためにエアコンが作動しなりますので、なかなかご自分での確認は難しいです。
【室外機側で確認】
室外機の側面の配管がに霜が付きます。配管や電気分を覆っているカバーを外さないと、分からない場所です。
冷媒不足によるエアコンが冷えない場合の解決策
これは例外なく、業者さんに相談しましょう、ご自分で対応できる事象ではありません。
業者さんとは、
・販売店(家電量販店など)
・取扱説明書の修理お問い合わせより、
です。
通常は¥14,000~という料金です。そこから、亀裂の補修などがあれば大幅に変わります。
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❷エアコンが冷えないのは、センサー類の不具合、故障
エアコンには、温度を感知するさまざまなセンサーが取り付けられています。
それらが正常に働いていない場合、エアコンが冷えない事があります。
【これを特定原因とする確認する方法について】
取扱説明書に、リモコン操作でエアコンの異常原因を特定する方法が記載されています。
後半の「故障かな?」というページです。
その通りに試し、取扱説明書通りに対応して下さい。
※運転ランプ、タイマーランプが点滅を続ける…これはセンサーにかかわらず、エアコンの異常を知らせています。
❸エアコンが冷えないのは、汚れているから
エアコンは汚れていると、本来の風量がでません。
エアコンは、室内の空気を吸って吐き出す仕組み。
② アルミフィンが汚れでめづまりしている
③ ファン(ローラー)が汚れている
この3つのうちどれか一つでも当てはまると、空気を吸い込めない→吐き出す空気もない→風量が弱い→冷えない原因、となります。
それぞれの対応策を見て行きます。
①フィルターが汚れている
このフィルターが汚れている場合、空気が吸い込めず、吐き出す空気もなくなります。
こうなると、風量が出なく、冷えない原因となります。
【対応策】
フィルターをキレイにしましょう。
フィルターお掃除機能付きエアコンでも、汚れるケースがありますから、チェックが必要です。
②アルミフィンが汚れている
これも空気を吸い込む通り道がなくなり、吐き出す空気がないため風量が落ちる、と言えます。
こうなると、ご自分での対応は難しいです。
上の写真は、カビとホコリが一体となっています。
この状態なら、ご自分でキレイにできそう…と思うかもしれませが、実際には分解後の写真ですから、本来はカバーなどで覆われていて、掃除はできません。
【対応策】
業者の分解クリーニングが対応策となります。
③ファン)(ローラー)が汚れている
↑ファンの汚れは、あるていどの汚れでも風量が落ちます。
完全に詰まる前段階で、風量も出なくなります。
上の写真は、ファンを分解してあります。本来はエアコンの内部に取りついていますから、掃除は難しいです。
【対応策】
こうなると、業者のエアコンクリーニングが必要になります。
綿棒で取ろうと挑戦する方がいますが、絶対にしない方がいいです。
汚れが中途半端に取れるため、その後に運転した時に汚れが部屋中に降り注ぐことになります。
まとめ
エアコンが冷えないと感じた場合、ご自分で対応できることは、フィルター掃除のみです。
他の原因の場合は、メーカーや業者さんに相談しましょう。